はじめまして「なぎの会」
なぎの会ってどんな会?
今回ホームページ立ち上げに当たり、なぎの会の由来や活動内容をご紹介いたします。みなさん、「梛(なぎ)の木」ってご存知ですか?一瞬名前を聞くと、なぎ=柳をご想像される方もいらっしゃるかと思います。細長い枝葉がしなやかに垂れた柳とは違い、梛は艶やかな緑色の幅の広い葉が特徴で、全長20m近くに達する針葉樹です。古くから熊野神社とゆかりが深く、現在でも熊野神社を中心に日本各地の神社の境内で見かけることができます。
平安時代から厄除けや縁結びの神様が宿ると人々の信仰を集めてきた梛の木。鎌倉・室町時代の中世に盛んに行われた熊野詣では、参拝者の帰路の安全を願い梛の葉がお守りとして渡されました。また、同じ名前の響きを持つ「凪」が風力ゼロを意味することから、航海安全のお守りとして漁師や船乗りたちからも人気を集めました。こうして古くから梛の木は、参拝者の人生を護るお役目を果たし、また人々も葉っぱ一枚一枚をお守りとして大切に扱ってきました。
なぎの会の由来と活動内容
昔むかし、名取の地に一人の老女が住んでいました。名前を「旭」と名乗るその老女は、若い頃から熱心に熊野詣に参列していましたが、年をとり遠く離れた熊野までお参りすることが難しくなりました。それでも毎日名取の地から祈りを届けていた老女は、ある日一人の修験者と出会います。修験者は、「夢に熊野権現が現れ、毎日遠く離れた地から祈りを捧げている老女に、この手紙を渡してほしいと頼まれた」と告げました。そして、その手紙に使われた紙は梛の葉だったのです。老女は感激し、名取は高舘の地に熊野から分霊を迎え入れ、名取熊野三社が成立しました。
梛の葉は、熊野那智神社の誕生に欠かせない役目を果たし、その起源になったとも言えます。なぎの会は、この様に物事の「きっかけ」となった梛の木に由来し、「関わる人々が楽しく、そして自分らしくいられるきっかけとなります様に」と願いを込めて名付けました。そして、熊野那智神社の発展と保護を目標に様々な活動に取り組んでいます。
現在月に一度のペースで境内にて開催している「那智てづくりマルシェ」は、宮城各地をはじめ岩手や山形から30店舗ほどが出店し、毎回大好評をいただいております。見晴らしのいい境内で、音楽ライブを観賞しながら東北グルメを楽しめる、アットホームで居心地のいい青空マルシェです。今後もマルシェやライブを中心に、神社の歴史に触れながら、ご参加いただける方々が「たのしい!」「おもしろい!」と笑顔溢れる活動をして参りたいと思います。「一緒に活動したい!」とご賛同いただける方の入会は大歓迎!こちらより入会方法をご覧下さい。
ちょこっと管理者紹介
最後になりましたが、今回ホームページの管理とこちらの記事執筆のご縁をいただきました私、acoと申します。現在、神戸在住ですが仙台とのご縁が深まる今日このごろ。普段はWebライターとして国内外の旅、グルメ、音楽を中心に執筆しています。また神様の香りを「香水」にする為、香水スクールに通い日々調香技術を磨いています。個別サンプル販売もしていますので、気になられた方はお気軽にご連絡ください。これからも、なぎの会と熊野那智神社の魅力を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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